【Q&A】いびきの原因に関する疑問<14選>を徹底解説!専門医が分り易く解説します
目次
- いびきの原因に関する疑問を専門医が徹底解説【Q&A】
- 【いびきの原因に関する疑問1】鼻からいびきの音が鳴るのはなぜ?
- 【いびきの原因に関する疑問2】いびきがうるさい人・うるさくない人の違いとは?
- 【いびきの原因に関する疑問3】意識を失ってもいびきをかいているのはなぜ?
- 【いびきの原因に関する疑問4】いびきは病気のサインなの?
- 【いびきの原因に関する疑問5】いびきをかいた翌日にのどが痛くなるのはなぜ
- 【いびきの原因に関する疑問6】急にいびきをかくようになったけれど、何が原因なの?
- 【いびきの原因に関する疑問7】喉の奥からいびきの音がするのはなぜ?
- 【いびきの原因に関する疑問8】鼻いびきと喉いびきの原因に違いはあるの?
- 【いびきの原因に関する疑問9】男性・女性でいびきの原因が違うって本当?
- 【いびきの原因に関する疑問10】マウスピースではいびきの原因を解決できないって本当?
- 【いびきの原因に関する疑問11】頭痛の原因はいびきによるもの?
- 【いびきの原因に関する疑問12】横向きで寝てもいびきをかく場合にはどんな原因があるの?
- 【いびきの原因に関する疑問13】自分のいびきで目が覚めるのは重い症状なの?
- 【いびきの原因に関する疑問14】いびきが原因で突然死する人がいるって本当?
- いびきの原因の疑問を解決したら、切らないいびきレーザー治療「パルスサーミア」を検討しよう
- いびきの原因究明は、いびきの専門医がいるいびきメディカルクリニックにお任せください
- よくある質問
いびきの原因を調べている人のなかには、自身がもつ疑問を解決できる情報を見つけられないという人も多いのではないでしょうか。また、原因がわからず対策できないと不安を感じている人もいるはずです。
この記事では、いびきの専門医がいびきをかく原因に関する疑問をひとつずつ回答していきます。さまざまな疑問について説明しているので、気になる項目をチェックして自身が取り組むべきことを把握してみてください。
いびきの原因に関する疑問を専門医が徹底解説【Q&A】
いびきについてさまざまな疑問をお持ちの方向けに、専門医が具体的な答えを解説していきます。自分が感じている疑問と当てはまる項目や、気になる項目をチェックしてみてください。
【いびきの原因に関する疑問1】鼻からいびきの音が鳴るのはなぜ?
鼻からいびきの音がするのは「鼻いびき」をかいているためです。舌から肺にかけての気道が狭まることで音が聞こえる「喉いびき」と違い、次のような理由で鼻腔中の気道が狭まり、いびきをかきます。
- 鼻腔の粘膜が腫れている
- ポリープや腫瘍がある
- 鼻中隔湾曲症が起きている(鼻が曲がっている状態のこと)
- 花粉症やアレルギー性の鼻炎を発症している
- アルコールを過剰摂取した
- 空気が乾燥している
普段、鼻呼吸をしている人のなかでも、上記の状態にある人が起こりやすいいびきです。「家の片付けをしてハウスダストを吸った日」「外食してたっぷりお酒を飲んだ日」「花粉症の時期」「冬場」など、限定的な条件で鼻いびきをかく人もいます。
【いびきの原因に関する疑問2】いびきがうるさい人・うるさくない人の違いとは?
いびきの音量の違いは、気道の狭まり方によって変化します。例えば、舌が喉側に落ち込む「舌根沈下」によりいびきをかいている人の場合には、舌根沈下の度合いによって気道の狭まり方が違ってくるのが特徴です。
まず少しだけ舌根沈下が起きている人は、舌が若干喉側に落ち込んでいる状態ですので、グーグーと音が鳴るいびきではなく、カカカッっとタップ音のような小さないびきをかく傾向にあります。逆に舌根沈下が激しく、気道に蓋をしているような状態の場合には、空気の出し入れをする際に粘膜で強い摩擦が起きて、グーグーと大きな音が出るイメージです。
気道の狭まり方は、体の大きさや骨格、扁桃や舌の大きさなどが影響しています。いびきがうるさい人ほど、舌根沈下などで気道がふさがりやすくなっているため、早めにいびき対策を始めるのがよいでしょう。
【いびきの原因に関する疑問3】意識を失ってもいびきをかいているのはなぜ?
「名前を呼んでも起きない」
「体をゆすっても反応がない」
というように、当人に意識がないのにもかかわらずいびきをかくのは、脳卒中といった脳疾患が原因かもしれません。
まず脳卒中で意識を失うと、全身の力が抜けて舌根沈下が起きやすくなります。状況によりますが、人間の身体は意識がなくても呼吸は続くため、気道の狭まりによっていびきが発生します。
しかし、脳卒中は命にかかわる病気です。「普段いびきをかかないのに今日だけいびきをかいているし、意識もない」「いびきの音がいつもと違う」と感じたら、早めに救急車を手配しましょう。
また、いびきと脳卒中(脳梗塞)の関係を詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【いびきの原因に関する疑問4】いびきは病気のサインなの?
いびきをかく人のなかには、普段気が付いていないだけで、次のような病気が隠れていることもあります。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 鼻中隔彎曲症(鼻の仕切りが曲がっている)
- アレルギー性鼻炎
- 扁桃腺の腫れ
- アデノイド肥大
いびきをかくのは「何か」の原因で気道が狭まってしまうためです。病気が原因でいびきをかく人もいるため、ひどい場合は病気のサインだと疑い、一度クリニックで検査を受けてみるのがよいでしょう。
ちなみに、いびきが原因の病気については、以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。
【いびきの原因に関する疑問5】いびきをかいた翌日にのどが痛くなるのはなぜ
いびきをかいている人が目を覚ましたときにのどの痛みを感じるのは、喉いびきのせいで気道まわりの粘膜が腫れてしまうのが原因です。
例えば、喉いびきをかく人は口呼吸が習慣化しているため、自然と口内やのどが乾燥してしまいます。また乾燥した粘膜の部位が、睡眠中のいびきで振動し続けることから、摩擦の影響を受けて粘膜が腫れてしまうのがのどの痛みの原因です。
いびきをかいている人ほどのどが痛くなりやすく、そこからウイルスなどが入り込んで風邪をひきやすくなるという人も少なくありません。免疫力が低下しやすいため、早めにいびきを改善しましょう。
より詳しくいびきとのどの痛みの関係性を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【いびきの原因に関する疑問6】急にいびきをかくようになったけれど、何が原因なの?
普段いびきをかいていないのに、急にいびきをかき出したと指摘されたことはないでしょうか。主な原因として、次のような理由が考えられます。
- 仕事などが忙しく生活習慣が乱れた
- 風邪をひいた
- 花粉の時期や冬場である
- 大量にお酒を飲んだ(喫煙した)
いびきは、自律神経の乱れや病気などにより、気道がふさがりやすくなることで起きる場合があります。睡眠不足が数日続いたときや、環境の変化で風邪・アレルギーを発症したとき、ほかにもアルコールやニコチンを多量に摂取したという日だけ、いびきをかくことも少なくありません。
【いびきの原因に関する疑問7】喉の奥からいびきの音がするのはなぜ?
喉の奥からグーグーといびきの音が聞こえるのは、喉まわりや肺までにかけての気道が狭まっていることが原因かもしれません。
例えば、舌が喉側に落ち込む舌根沈下が起きると、舌が蓋の代わりとなり、粘膜同士が接触・振動しやすくなります。舌根沈下は、生活習慣の乱れや口呼吸といった睡眠の習慣、体型的な問題、ほかにも病気などで起こるのが特徴です。
【いびきの原因に関する疑問8】鼻いびきと喉いびきの原因に違いはあるの?
鼻いびきと喉いびきの原因の違いを、以下にまとめました。
鼻いびき | 喉いびき | |
---|---|---|
原因 | ・アレルギー ・鼻中隔彎曲症 |
・生活習慣の乱れ ・体格や骨格の影響 ・口呼吸 |
鼻いびきは外的要因や骨格の変形などで起きる一方で、喉いびきは生活習慣の乱れなどが影響しやすいのが特徴です。
より詳しく喉いびきの特徴を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
【いびきの原因に関する疑問9】男性・女性でいびきの原因が違うって本当?
男性・女性のいびきは、原因が同じものもあれば違うものも存在します。まずは、性別を問わず原因となる項目を以下にまとめました。
- 体型や骨格(肥満や顎の大きさなど)
- 生活習慣の乱れ(運動不足、寝不足、ストレスなど)
- 飲酒や喫煙
- 睡眠時の姿勢(仰向け寝)
続いて、性別ならではのいびきの特徴を下表にまとめました。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
原因 | ・肥満 | ・妊娠 ・更年期障害 |
男性は肥満体型になりやすいこと、そして女性は妊娠や更年期障害といったホルモンバランスの影響でいびきをかくケースがあります。
より詳しくいびきの原因を知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
<男性のいびきの原因>
<女性のいびきの原因>
【いびきの原因に関する疑問10】マウスピースではいびきの原因を解決できないって本当?
マウスピースを装着すればいびきをかかないように対策できると言われていますが、すべての原因を解決できるわけではありません。
まずマウスピースは口呼吸を抑制しやすくなるほか、下あごを前方に突き出す形で固定することにより、舌根沈下を起きにくくするのが特徴です。しかし、次のようにマウスピースだけでは対策しきれないものもあります。
- 鼻いびきをかいている
- 舌が長い
- アデノイド肥大などで気道が狭まっている
もちろんマウスピースにもいびき対策の効果はありますが、いびきの症状がひどい場合は、得られる効果は薄いでしょう。また、上記のような一部原因については別の方法で対策・治療が必要です。
マウスピースの効果については下記記事でも詳しく解説しています。
【いびきの原因に関する疑問11】頭痛の原因はいびきによるもの?
いびきをかいている人が寝起きに頭痛を感じるのは、いびきそして症状が悪化して起きる睡眠時無呼吸症候群(SAS)による酸素不足が関係している場合があります。
人間は酸素を取り込むことで血中酸素飽和濃度を一定に保ち、脳に十分な酸素を届けるのが特徴です。一方でいびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響で呼吸をしづらい状態が続くと、脳に十分な酸素を届けにくくなります。
結果として、血中酸素飽和濃度が下がり、脳が酸素不足になることで頭痛を発症することがあると覚えておきましょう。
頭痛との関係については下記記事でも詳しく解説しています。併せてご覧ください。
【いびきの原因に関する疑問12】横向きで寝てもいびきをかく場合にはどんな原因があるの?
横向きの姿勢で眠れば舌根沈下が起きにくくなりますが、睡眠中には寝返りを打つため完全ないびき対策ができるわけではありません。
「健常者における睡眠中の寝返り回数と日間変動の検討」によると、人間は睡眠中に24回前後の寝返りを打つと言われています。途中で仰向けの姿勢になることもあるので、自然といびきをかいてしまうのです。
また、鼻いびきは舌根沈下と関係なくいびきをかきます。横向きで眠るだけでは解決できないいびきもあると覚えておきましょう。
参考:
健常者における睡眠中の寝返り回数と日間変動の検討、J-Stage
【いびきの原因に関する疑問13】自分のいびきで目が覚めるのは重い症状なの?
自分のいびきで目が覚めるのは、比較的いびきの音が大きいからだと考えられます。
いびきが大きい人ほど、気道が狭まりやすい傾向にあるので、場合によってはいびきの症状が重くなっているのかもしれません。いびきが原因となるトラブルも多いため、健康のことを配慮して、まずはクリニックで検査を受けてみてはいかがでしょうか。
より詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
【いびきの原因に関する疑問14】いびきが原因で突然死する人がいるって本当?
いびき、そしていびきが悪化して起こる睡眠時無呼吸症候群(SAS)が直接死にかかわるというケースはありません。ただし次のような合併症で突然死する場合があることに気を付けてください。
- 心不全
- 脳卒中
命にかかわる病気であるため、急に倒れてしまうおそれがあります。また、いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の影響で急な眠気を感じ、交通事故が起こるリスクも高まるので、十分に注意してください。
合併症について詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。
いびきの原因の疑問を解決したら、切らないいびきレーザー治療「パルスサーミア」を検討しよう
いびきの原因に関する疑問を解決できたら、次は原因を治すための対策をスタートすることが重要です。しかし、複数ある治療のなかから、どの方法を選んで良いかわからないとお悩みの人も多いでしょう。
「いびきの根本治療をしたい」
「時間をかけずにいびきを改善したい」
「痛みがない治療を選びたい」
という人にぴったりの切らないいびきレーザー治療である「パルスサーミア」の魅力を紹介します。
【パルスサーミアの魅力1】仕事帰りや休憩時間に施術を終えられる
パルスサーミアは1回の施術が15分程度であるため、仕事帰りや休憩時間などにすぐ治療できるのが魅力です。スキマ時間を使っていびき治療ができるのはもちろん、身体への負担が少ないので、プライベートや仕事が忙しいという人でもいびき治療をスタートできます。
【パルスサーミアの魅力2】仕事を休まずに治療できる
パルスサーミアは入院不要で利用できるほか、ダウンタイムがほぼないため、治療をしてすぐ日常生活に戻れるのが魅力です。従来のいびきレーザー治療は外科的治療を伴うため、10日以上のダウンタイムが必要である一方、パルスサーミアは施術後すぐに好きなことをできるので、仕事が忙しくて休めないという方でも気軽にいびきの根本治療をスタートできます。
【パルスサーミアの魅力3】出血や痛みがないためハードルが低い
パルスサーミアの治療は、従来のいびきレーザー治療と違い、出血や痛みがほとんどありません。肥大した気道まわりの粘膜をレーザーの熱で引き締める施術ですので、痛いのが嫌だという人も気軽に治療を始められます。
<いびきメディカルクリニックの切らない・痛くないいびきレーザー治療「パルスサーミア」>
いびきの原因究明は、いびきの専門医がいるいびきメディカルクリニックにお任せください
本記事で紹介したいびきの原因に関する疑問以外にも悩んでいることがあるなら、専門医がいるクリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。問診や検査を経ていびきの原因を究明できるのはもちろん、その人に合う最適な治療法を提案してもらえるので、まずはクリニック探しをスタートしてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
いびきの原因は複数あるため「これが原因だ!」と自己判断するのは難しいです。誤った対策をしないためにも、いびき専門のクリニックで問診や検査を受け、正しい原因を見つけ出すことをおすすめします。