いびきレーザー治療で得られる効果は?種類ごとの特徴やメリット・デメリット

いびきレーザー治療
2025.04.17
いびきレーザー治療で得られる効果は?種類ごとの特徴やメリット・デメリット

痛みやダウンタイムがほとんどない治療として注目を集めるいびきレーザー治療。
しかし、中には
「レーザーと聞くとなんだか怖い」
「喉がおかしくならないだろうか」
と効果やメリットがイマイチ分からず、治療に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、いびきレーザー治療の効果やメリット・デメリット、種類について解説します。いびきに悩んでいる方やレーザー治療が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

いびきレーザー治療で得られる効果

いびきレーザー治療で得られる効果

いびきレーザー治療は、いびきの原因となる気道を広げるための治療法です。
治療により、いびきの症状を軽減するだけでなく、睡眠の質改善や倦怠感の解消といった健康面での効果も期待できます。
また、睡眠の質を改善することは起床時の疲労感軽減につながるため、作業時の集中力向上などの効果も見込まれます。

眠りが深くなるため起床時の倦怠感が減る

いびきが酷いと、体内に取り込む空気量が減少するため睡眠が浅くなります。
睡眠が浅いと疲れが取れず、起床時の倦怠感を引き起こしますが、レーザー治療で気道の閉塞を解消することで深い眠りを得られやすくなります。
十分な睡眠をとることで、身体が十分に回復し脳もリフレッシュされるため、朝の疲労感が軽減しスッキリと目覚めることができるのです。

適切な疲労回復が促され集中力アップ

いびきが原因で睡眠が浅くなると、脳が疲れたまま翌朝を迎えたり、日中に強い眠気を感じたりするため集中力が下がるといわれています。
いびきを治して睡眠の質が向上することで、効率的な疲労回復につながり脳疲労が軽減されるようです。その結果、1日中すっきりとした状態で活動でき、日中の集中力やパフォーマンス向上へとつながります。

気道が広がることで睡眠時無呼吸症候群が改善される

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に無呼吸状態を繰り返す病気ですが、いびきレーザー治療で気道を広げることにより改善を目指せます。
無呼吸状態を改善すると身体的負担も軽減されるため、夜間の深い睡眠が得られるようになるようです。また、CPAP(シーパップ)療法やマウスピース療法と異なり、気道自体に直接アプローチするので、定期的に治療を受けることで睡眠時無呼吸症候群の再発予防になるといわれています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の詳細は下記をご覧ください。

心臓の負担が減るため生活習慣病のリスクが減る

いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)が改善されると、心臓にかかる負担が減って生活習慣病リスクが低下するといわれています。
例えば、睡眠時無呼吸症候群では酸素不足を補おうと心臓が異常に働いてしまうため、高血圧や心臓病などのリスクを高めます。レーザー治療を通して気道を広げ、睡眠中の安定した呼吸を促しておくと、血圧の正常化や心臓機能の改善といった健康予防につながるようです。

いびきレーザー治療のメリット・デメリット

いびきレーザー治療のメリット・デメリット

以下では、治療におけるメリット・デメリットについて解説します。把握しておくことで、治療に対する理解が深まるので詳しくみていきましょう。

いびきレーザー治療のメリット

 

  • 治療時間が短く日帰り施術が可能
  • レーザーの種類によっては痛みがほとんどない
  • 定期的な照射により治療効果が持続する
  • ダウンタイムが短く日常生活への支障が少ない

メリットは、治療時間が短く日帰り施術が可能な点があげられます。レーザーを用いた治療になるため、治療の種類によっては痛みがほとんどなく、日常生活に支障をきたしにくいといわれています。
また、定期的な照射により効果が持続しやすく、再発リスクを抑えられる点も大きなメリットです。長期的に安定した状態を保てるので、いびきの再発・悪化の不安から生じるストレスが減るでしょう。

いびきレーザー治療のデメリット

 

  • 粘膜への効果は個人差が生じる
  • 再発予防を目指すためには定期的な治療が大切
  • 種類によっては保険適応外のため自費治療で行う
  • 鼻の病気や肥満が原因のいびきには効果がみられない場合がある

様々な症例に対して改善が期待できますが、粘膜にレーザーを当てるため効果は個人差が生じます。中でも、鼻の病気や肥満が原因のいびきには効果が弱くなる可能性があり、人によってはいびきレーザー治療では改善が難しいケースがあることを理解しておきましょう。
また、いびきレーザー治療の種類によっては保険が適応されず、自費治療での対応となります。保険適応内で行ういびき治療に比べて費用はかかりますが、痛みや施術時間におけるメリットも大きいので、メリット・デメリットを比較したうえで検討すると良いです。

いびきレーザー治療の種類とその効果

いびきレーザー治療の種類とその効果

いびきレーザー治療には、主に3つの種類が存在します。

 

  • LAUP(レーザー口蓋垂軟口蓋形成術)
  • ナイトレーズ
  • パルスサーミア(いびきメディカルクリニックオリジナルの治療法)

以下では、治療ごとの詳細とそれぞれの治療で得られる効果について説明します。

LAUP(レーザー口蓋垂軟口蓋形成術)

LAUP(レーザー口蓋垂軟口蓋形成術)は、レーザーにより口蓋垂(のどちんこ)と軟口蓋の一部を切除する治療法です。
治療で得られる効果としては、いびきの原因となる喉の粘膜を切除するため、呼吸時の振動からくるいびきの軽減が期待できます。また、レーザーを用いることで、通常の手術に比べて痛みや出血を抑えられたり、傷口の縫合も不要だったりすることは大きな特徴です。
術後は扁桃腺炎に似た痛みが生じる場合がありますが、従来のメス等を使った施術に比べて生活への支障は少なく鎮痛剤で対応できるケースが多いといわれています。

ナイトレーズ

ナイトレーズは、口蓋垂と周囲の粘膜にレーザーを当てて、組織を引き締める治療です。狭くなった気道を広げる効果があり、空気の通りを良くすることでいびきの解消を目指します。
ナイトレーズは、ダウンタイムが短く身体的負担を抑えられる治療法で、仕事や学校を休む必要もありません。また、切除治療に比べて痛みや出血を減らせるため、大掛かりな手術を避けたい方でも受けやすいです。

いびきメディカルクリニックのパルスサーミア

いびきメディカルクリニックで行われるパルスサーミアは、「痛くない・切らない いびき治療」として注目を集めている独自の治療法です。
パルスサーミアは、軟口蓋まわりの粘膜に対し、表面を蒸散させず深層部にアプローチできるため、火傷などの心配を減らせたり、ナイトレーズに比べて痛みが少なかったりします。
自費治療となりますが、1度の施術でも効果が期待できる治療法なので、忙しくて時間が取れない方や早く効果を実感したい方におすすめです。

いびきレーザー治療の効果比較

ご紹介した3つのいびきレーザー治療の効果や特徴の比較をみてみましょう。

 

    【LAUP(レーザー口蓋垂軟口蓋形成術)】

  • レーザーにより口蓋垂と軟口蓋の一部を切除していびきを治療
  • 切除手術だが傷口の縫合は不要
  • レーザー切除の場合は比較的少なく、痛みは鎮痛剤で対応できる場合が
  • 狭くなった気道を広げることで振動がなくなる
  •  
    【ナイトレーズ】

  • 口蓋垂と周囲の粘膜にレーザーを当てていびきを治療
  • 従来の治療に比べて痛みや出血を減らせる
  • 照射により狭くなった気道を広げる
  • 大掛かりな手術をしなくてもいびきを改善できる
  •  
    【パルスサーミア(いびきメディカルクリニックオリジナルの治療法)】

  • レーザーで軟口蓋の深部にアプローチし引き締めることでいびきを治療
  • 表面を蒸散させずに照射可能で火傷リスクが軽減
  • ナイトレーズに比べて痛みがほとんどなく、気軽に治療を受けられる
  • 「切らない いびき治療」で痛み・ダウンタイムがほとんどない
  •  

いびきレーザー治療はどんな人に効果的?

いびきレーザー治療はどんな人に効果的?

いびきレーザー治療は、いびきの悩みを抱える多くの人におすすめしたい治療法ですが、中でも以下の悩みに当てはまる人に対して効果が期待できます。

 

  • 他の治療では効果がなかった人
  • 手術に対して抵抗がある人
  • すぐに日常生活に復帰したい人
  • 根本治療ですぐに改善したい人

他の治療では効果がなかった人

マウスピースやCPAP(シーパップ)療法の治療法が合わなかったり、十分な効果を実感できなかったりする人は、いびきレーザー治療を試してみると良いでしょう。
レーザー治療では、いびきの原因部分に直接照射し気道を広げていくため、根本的な改善が期待できます。また、就寝時に機器を着用する必要がないので、機械音が気になり治療を進められない人に対してもおすすめです。

手術に対して抵抗がある人

気道拡張や軟口蓋などを切除手術するいびき治療も存在しますが、手術と聞くと不安を感じる人も多いようです。実際に、従来の切除を伴ういびき治療を行った場合、痛みを感じやすく治療後に腫れる可能性も高いといわれています。
いびきレーザー治療であれば、種類によっては痛みや出血がほとんどなく短時間で完了するため、大掛かりな手術を受けたくない方でも安心して治療に挑めるます。

すぐに日常生活に復帰したい人

いびきレーザー治療の中でも「パルスサーミア」は1回の施術時間が15分程度と短いため、何回かの通院は必要ですが、忙しく治療に多くの時間をかけられない人におすすめです。
パルスサーミアならダウンタイムはほとんどなく当日から食事可能で、日常生活への影響を最小限に抑えられます。また、縫合する必要がなく抜糸による再受診がいらないので、何度も仕事を休めない方でも受けられます。

根本治療ですぐに改善したい人

マウスピースやCPAP(シーパップ)療法は根本治療ではありません。肥満の解消や生活習慣の改善などが別途必要で、いびきの改善効果が得られるまでにそれなりの期間を要します。すぐにいびきを改善したい人には、いびきレーザー治療が最適です。

いびきを治したいと思ったらいびきメディカルクリニックへ

今回は、いびきレーザー治療の効果やメリット・デメリット、種類について解説しました。
いびきレーザー治療は照射により気道を広げるため、レーザーの種類によってはダウンタイムがほとんどなく忙しい方にも最適な治療法です。根本部分の改善が叶うことで、いびきのほかに睡眠時無呼吸症候群の改善も期待できるので、日々の快適な睡眠を取り戻せるでしょう。

いびきメディカルクリニックでは、オリジナルのいびきレーザー治療「パルスサーミア」を導入しています。
「切らない いびき治療法」であるパルスサーミアは、切除手術やナイトレーズとは異なり表面への負担が少なく、痛みや出血などがほとんどないオススメの治療法です。
睡眠時無呼吸症候群の根本改善も期待できるので、いびきに関する悩みを抱えている方はどうぞお気軽にカウンセリングへお越しください。

<いびきメディカルクリニックのいびき治療についてはこちら>

FAQ

よくある質問

いびきを治したいのですが、どのレーザー治療が効果的ですか?

いびきレーザー治療の効果を高めるためにできることはありますか?

いびきレーザー治療の効果を高めるためには、生活習慣の見直しが良いとされています。体重管理や早寝早起きといった行動を心がけることで、睡眠中にかかる身体的な負担が軽減されていびきの解消につながるようです。

このページの監修医師
田沼 欣樹いびきメディカルクリニック いびき専門医
いびきや睡眠時無呼吸症候群は様々な病気に合併しやすいと言われています。健康寿命を伸ばす為にも早期診断・治療をおすすめします。いびきや睡眠時無呼吸症候群で悩む患者様へ、当院のレーザー治療で快適な睡眠手に入れていただき、健康をサポートすることをモットーに日々取り組んでいます。
田沼 欣樹
いびきや睡眠時無呼吸症候群は様々な病気に合併しやすいと言われています。健康寿命を伸ばす為にも早期診断・治療をおすすめします。いびきや睡眠時無呼吸症候群で悩む患者様へ、当院のレーザー治療で快適な睡眠手に入れていただき、健康をサポートすることをモットーに日々取り組んでいます。
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