ひどいいびきの治療法-睡眠時無呼吸症候群など危険な病気かもしれません
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家族から「いびきがひどい、うるさい」と指摘されて悩んでいますか?
「大なり小なり、誰でもいびきくらいかくだろう」と思われるかもしれませんが、家族の言う「ひどいいびき」はあなたの想像以上かもしれません。寝ている家族を起こすほどの大きな音に加え、慢性的で長時間続くひどいいびきは、あなたと家族の健康を蝕む存在です。
また、いびきを放置すると、SASや脳梗塞、心不全などの深刻な病気のリスクが高まる可能性があります。そのため、早めの対処が重要です。
この記事では、ひどいいびきの治療法やその効果、治療期間、費用などについて解説します。ひどいいびきにお悩みの方は、是非最後まで読んでみてください。
ひどいいびきの基準とは?
「いびきがひどい」とは、どのような状態を指すのでしょうか。いびきを「ひどい」と感じるかどうかは、個人差があるように感じますよね。まずは「ひどいいびき」の基準をどのように考えるか、解説します。
音量や頻度
ひどいいびきは、いびきの音が部屋中に響き渡るほどの大音量です。隣で寝ている家族やパートナーを起こすほどで、自分では気付かないケースもあります。
またひどいいびきは、ほとんど毎晩のように起きます。月に数回ほどのいびきではおさまりません。さらに、1日のうちでも、いびきの頻度は高めです。多いと1時間に数回から数十回もいびきをかくことがあるため、その頻度も多いといえます。
ただし、これらの特徴はあくまで一般的な目安であり、個人差があります。いびきの音量や頻度が気になる場合は、専門医に相談し、適切な治療法の検討が重要です。
日中の眠気
日中に過度な眠気を感じる場合、いびきがひどい可能性があります。
そもそもいびきは、空気の通り道である気道が狭くなっているために起こります。狭い気道では、普通に呼吸しても、充分な空気が取り込めません。すると身体はより多くの空気を取り込もうと、大きく息を吸い込みます。
心身を休めるはずの睡眠中ですが、呼吸しようと身体が無理をしているため、睡眠の質が下がります。たとえ毎日8時間の睡眠時間を確保していても、日中に眠気を感じる原因です。
このような症状が続くと、集中力が途切れやすくなったり、注意力散漫になったりし、学業や就業に支障をきたす場合があります。
自己判断では難しい
自分自身でひどいいびきかどうかを判断するのは困難です。いうまでもありませんが、眠っている間は自分のいびきを聞けないためです。
家族や同居人からひどいいびきを指摘されたら、真摯に受け止めることが大切です。家族やパートナーがいびきを指摘する際、気持ちは複雑でしょう。相手を傷つけたくないと、ずっと指摘できずに悩んでいたのかもしれません。一方で、いびきによって自分の睡眠が妨げられているため、指摘して解決を図ろうとしているかもしれません。
反対にいびきを指摘される側は、いびきの事実を突きつけられて自分の睡眠に不安を感じる可能性があります。そのため、いびきを指摘する際には、できるだけ優しく、相手の気持ちを考えた言葉遣いやアプローチが重要です。