【いびき防止グッズ7選】いびき専門医が教えるいびき防止グッズの選び方と使い方
目次
自身や家族のいびきに悩んでいる方はいませんか?いびきは一緒に寝ている周囲の人に影響を与えるだけでなく、いびきをかいている本人の健康を脅かす可能性もあるので、早急に対処する必要があります。
しかし、いびきに対処すると言っても、どうすれば良いかわからないという方も多いでしょう。
そこで初めのいびき対策としておすすめしたいのが、いびき予防が期待できる「いびき防止グッズ」です。最近ではドラッグストアやインターネットなどでも簡単に手に入るため、一時的な対処法として手軽にいびき予防をしたい人におすすめです。
本記事では、いびき防止グッズのおすすめ7選とその選び方、使う際の注意点について解説していきます。
【今日から使える】いびきの症状を抑えるおすすめいびき防止グッズ7選
いびき防止グッズにはさまざまな種類があります。今回は、その中でも特におすすめの7つについて紹介していきます。
- 口閉じテープ
- 鼻腔拡張テープ
- 鼻(ノーズ)クリップ
- いびき対策用マスク
- マウスピース
- ナステント
- 枕・抱き枕
参考:
いびき対策は原因を知ることから!心掛けるべき生活習慣やおすすめグッズなど紹介
口・のどの乾燥、いびきの音に|ナイトミン鼻呼吸テープ|小林製薬
ブリーズライトについて
いびき防止・いびき軽減に効果のある「ナステント」とは?
口閉じテープ
口閉じテープは、上下の唇に垂直にして貼るテープです。
睡眠中は全身の筋肉が弛緩して口が開き、舌や喉の粘膜が喉の奥に落ち込みやすくなりますが、口閉じテープを貼ることで、口が閉じて下顎が上がり、気道が広がっていびきの発症を抑えることができます。
また、口を開きにくくすることで鼻呼吸が促され、いびきの改善効果も期待できます。
鼻腔拡張テープ
鼻腔拡張テープとは、鼻の付け根あたりに貼るテープのことで、テープに付いているプラスチックのバネの反発力を利用し、鼻の中を広げることができます。
いびきをかく原因には、風邪や花粉症などの鼻づまりによる鼻呼吸の阻害もあるため、これを使用することで鼻呼吸が促され、いびきを予防することにつながります。
鼻(ノーズ)クリップ
ノーズクリップは鼻にクリップを挿入することで鼻腔を広げ、鼻呼吸をしやすくすることでいびきの改善が期待できる商品です。
使い方は、ノーズクリップのクリップのボール部分を左右の鼻孔(鼻の穴)に挿入し、クリップの下部のU字部分が鼻中隔(鼻を左右に隔てる壁)に当たるまで優しく押し込むだけで完了です。
また、上記の鼻腔拡張テープは一度使ったら再び使用することはできませんが、ノーズクリップは洗って繰り返し使うことができるため、コストパフォーマンスにも優れています。
ただし、ノーズクリップに使われるシリコン特有の匂いや、鼻の中に物が入っている違和感に慣れるまでに人によってはやや時間がかかることもあるため、違和感が強い場合は短時間の使用から始めるのがおすすめです。
いびき対策用マスク
いびき対策用マスクは、いびき対策を目的につくられたマスクで、睡眠中に口が開かないよう顎を支えることで口呼吸を防ぎ、いびきを予防します。
また、上記のようなフェイスサポータータイプのものや、鼻の下から顎までをサポートするタイプのマスクなどもあり、その種類は多様です。中でも、フェイスサポータータイプは口を覆うため、雑菌やウイルス、ホコリの吸引を防ぐ効果も期待できます。
そして、本商品も繰り返し使用できるため、コスパが良いのも利点です。
マウスピース
マウスピースは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療のために使用される歯科装具で、スリープスプリントとも呼ばれます。
本商品は、睡眠時に歯にはめ込むことで、下顎が上顎よりも前方に突き出すような形になり、横になったときの舌の落ち込みや気道の閉塞を防ぐことができます。
使用方法は付けて寝るだけなのでとても簡単で、水でさっと洗い流すだけで繰り返し使用できます。
ただし、マウスピースを作成する場合は、SASの専門知識をもち、かつマウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科医に依頼する必要があるため、事前にクリニックを受診しなければいけません。
また、マウスピースは軽症のいびきや無呼吸には高い効果が期待できますが、重症の場合には治療効果が不十分とされる報告もあります。
したがって、マウスピースを使用する際は事前に専門医を受診し、SASの診断を受けましょう。そして、医師とよく相談したうえで治療を始めるのをおすすめします。
ナステント
ナステントは、柔軟性が高いシリコーン樹脂を使用した管を鼻腔内に装着することで、鼻の呼吸を確保し、いびきを抑える一般医療機器です。
ナステントも上記のマウスピースと同様、対象は軽度のいびきや無呼吸、そして鼻づまりによって発生するいびきに対して効果を発揮します。
ゆえに、花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻づまりに悩んでいる方におすすめです。
ただし、ナステントも重症の鼻づまりやいびきには効果を発揮しきれないことがあり、そして使用の際には事前に医師の診断を受ける必要があります。そのため、治療を希望する場合はあらかじめ医師から十分な説明を受けることが大切です。
枕・抱き枕
いびき予防には、枕を見直したり、抱き枕を使用したりするのも効果的です。
例えば、枕が高すぎたり柔らかすぎたりすると、寝ている間に下顎が沈み込み、首が曲がった状態になります。すると、気道が塞がれ、いびきをかきやすくなります。低すぎる場合も同様に、頭が下がって口呼吸が助長されてしまうためいびきの発生につながります。
これを、自分にとって最適な高さの枕に変えるだけで、いびき抑制効果が期待できるのです。
また、寝具店に行くと「いびきを防ぐ枕」なども売られているため、それを利用するのも良いでしょう。
さらに、抱き枕を使用すると横向き寝がしやすくなり、こちらもいびき予防効果が期待できます。
【いびきのタイプ別】いびき防止グッズの選び方
上記のように、さまざまな種類のいびき防止グッズが販売されていますが、「どれが自分に合ったグッズなのかわからない!」という方もいるでしょう。
そんな方は、いびきのタイプによってグッズを使い分けるのがおすすめです。
鼻いびきタイプ
鼻いびきタイプの人は、鼻腔拡張テープ、鼻(ノーズ)クリップ、ナステントの使用がおすすめです。
鼻いびきは、主に鼻づまりを原因とするいびきで、いびきをかいているとき、第三者に鼻を抑えられるといびきが止まるのが大きな特徴です。
そのため、風邪や花粉症、通年性アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症などを患っている方は、鼻の通りをよくするグッズを使用するのが良いでしょう。
鼻中隔湾曲症については、下記を参照してください。
また、鼻づまりによって口呼吸が助長され、いびきが誘発されている場合も、これらの商品の利用を推奨します。
喉いびきタイプ
喉いびきタイプの人は、口閉じテープ、いびき対策用マスク、マウスピース、枕・抱き枕を利用するのがおすすめです。
喉いびきの主な原因は、日常的な口呼吸によって睡眠中に口が開き、緩んだ舌が喉の奥に落ち込んでしまうことにあります。
上記の鼻いびきの場合は、風邪やアレルギー性鼻炎などの疾患が影響していますが、このような疾患がないのに普段からいびきをかいてしまう方は、喉いびきの可能性が高いと言えるでしょう。
そして、日常的に口呼吸をしてしまう人は、いびきをかくだけでなく、さまざまなトラブルが体に起こる危険性があります。詳しくは次の記事をご確認ください。
いびき防止グッズを使用するうえでの注意点
ここまで、おすすめのいびき予防グッズ7選と、グッズの選び方について解説しました。ただし、使用する際には次のような注意点があります。
いびき防止グッズはあくまでいびき予防が目的で根本解決にはならない
いびき防止グッズは、あくまでいびき予防が目的で、いびきを根本的に治療しているわけではありません。
今回紹介した7つのいびきグッズは、普段あるいびきの症状を抑えたり、いびきをかかないように予防したりする効果が期待できます。しかし、それはあくまで一時的にいびきを抑制しているだけで、いびきを根本から治療し、解消しているわけではないのです。
その証拠に、いびき防止グッズを使っている間はいびきを抑えることができても、使わなくなるといびきが再発してしまったという声は多く聞かれます。
ですので、あくまで一時的な予防を目的として使用し、治療目的では使用しないようにしてください。
いびきは専門医による治療が必要
いびきを根本的に解消したい場合は、専門医による治療が必要です。
いびきにはさまざまな原因があり、肥満や顎の骨格の影響、扁桃肥大などの対処には専門医の知識が必要になります。
そのため、いびきに気づいたらすぐに専門医に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
いびき治療はいびきメディカルクリニックへ
ここまでの内容を読んで、いびき治療に興味がある方は、いびきメディカルクリニックへの受診をご検討ください。
いびきは時に命を落とす危険なシグナル
前述のように、いびきは予防するだけでは根本的な解決にはならず、治療するためには専門クリニックの受診が必要です。
ですが、中には「いびき治療のためになんでわざわざ病院に行く必要があるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、いびきや無呼吸の症状は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の発症を知らせる重要なサインでもあり、治療が遅れると慢性的な睡眠不足に陥るだけでなく、高血圧や糖尿病、心臓病、脳卒中など命を落としかねない危険な合併症を招く恐れがあるのです。
また、SASによる慢性的な睡眠不足は日中の居眠りの原因にもなり、交通事故や労働災害の結果死傷者を出したり、経済に大きな損害を与えたりと、社会的にも大きな問題となっています。
ゆえに、いびきに気づいたら絶対に放置してはいけません。すぐに専門医に相談し、適切な治療を受けることを最優先に考えましょう。
従来のいびき治療
そうは言っても、これまでのいびき治療といえばCPAP治療(経鼻的持続陽圧呼吸療法)が一般的でしたが、装置が大掛かりだったり、鼻から常に送り込まれる空気が息苦しかったりなど、使用にあたってはかなりの不便さがありました。
そして何より、あくまで対症療法のCPAPではいびきを根本治療していることにはならないため、長期間装置を使い続けることがストレスとなり、途中で治療を断念してしまう人も少なくありませんでした。
当院オリジナルの最新治療「パルスサーミア」
しかし近年、根本改善ができるいびき治療が登場したのです。それが、当院で採用しているオリジナルの最新治療の「パルスサーミア」です。
パルスサーミアは、いびきの原因である喉粘膜の広がりをレーザーで引き締めることで気道を確保し、いびき・無呼吸の根本治療を目指します。
「喉の粘膜にレーザーを当てるの?」と不安になった方もいるかもしれませんが、パルスサーミアは粘膜を傷つけずに引き締めることが可能です。
そのため、施術時の出血はゼロで、術後の痛みもほとんどありません。しかも、術後のダウンタイムも数日で済むので、短期間で通常通りの生活に戻ることができます。
<当院オリジナルの最新いびき治療「パルスサーミア」の詳細はこちら>
当院での治療を希望する方は
当院では、無料カウンセリングを実施しており、治療を始める前に施術のことや患者様が不安に思われることについて、専門のスタッフに無料で相談することができます。
本コラムの最後に予約フォームが設置されているので、ぜひご活用ください。
よくある質問
いびき防止グッズには、一時的にいびきを抑える効果はありますが、治療する効果は期待できません。根本的に治療したい場合は、いびき治療の専門クリニックを受診しましょう。