いびきの治療にかかる費用は高額?治療方法ごとの費用目安
目次
いびきの治療は費用がかかるというイメージがあるため、治療をためらっているという方も多いのではないでしょうか。
いびきの原因にもよりますが、高額な費用がかからない治療方法も多くあります。
そこで、今回はいびきの治療方法ごとに費用の目安を紹介します。
いびきの主な原因と症状
いびきの仕組みと、主な原因、いびきの種類から紹介します。
いびきは2種類に分けられる
いびきは、寝ている時に呼吸をすると雑音がなる状態です。
寝ている間は、舌や喉周辺の筋肉が緩むため、舌が気道に落ち、気道が狭くなります。
気道に空気が通ることで周辺の粘膜が振動し、雑音がなるという仕組みです。
いびきは、単純性いびきと睡眠時無呼吸と上気道抵抗症候群の3種類に分けられます。
単純性いびきとは?
単純性いびきは、精神的なストレスやアレルギーや風邪による鼻づまり、アルコールが原因で起こる一時的ないびきを指します。
それぞれの原因を取り除くことで、いびきをかかなくなるでしょう。
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、無呼吸や呼吸が止まりかけた状態が1時間に5回以上見られる症状です。
呼吸が止まると、脳が短い間覚醒してしまい、睡眠の質が低下します。
また、寝ている間に呼吸が停止すると、血液中の酸素が減るため、不整脈や動脈硬化にもつながるでしょう。
さらに、眠りが浅くなることによって、血糖値が上昇したり血圧が上がったりと新陳代謝にも悪影響を及ぼすため、太りやすくなり生活習慣病の原因にもなります。
なお、睡眠時無呼吸症候群の患者様の中には、心臓病や高血圧、糖尿病を合併しているケースも多いです。
上気道抵抗症候群
睡眠中に上気道が狭くなることで呼吸が十分にできなくなり、途中で覚醒してしまうことが多くなります。
そのため、日中の眠気などは感じやすくなりますが、覚醒するため血中の酸素濃度は低下しにくいです。睡眠時無呼吸症候群の一歩手前のような状態のものです。
いびきには様々な病気が隠れている?
寝ている間にしっかりと呼吸をできていても、いびきをかいている場合には治療をしなければならないケースがあります。
例えば、鼻の中心の仕切りの部分が変形している鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎で常に鼻の粘膜が炎症を起こしているといった病気の治療をすることで、いびきが解消されることもあります。
一時的ないびきでも病気が原因の場合は、放置すると睡眠時無呼吸症候群の原因になるケースがあるため十分に注意が必要です。
治療法別いびきの治療にかかる費用
いびきの原因は人それぞれ異なり、治療方法も一人ひとり異なります。
そこで、いびき治療として主に行われるCPAPとマウスピース、外科手術、鼻チューブの4種類の治療方法について紹介します。
それぞれの治療に、どのぐらいの金額がかかるのかについても合わせて確認していきましょう。
なお、病院ごとに大きく異なるため、検査費用や手術費用に関してはクリニックに相談する必要があります。
より詳しく知りたい方はこちらのコラムでも解説しているので、ぜひチェックしてみて下さい!
CPAP
CPAPは、睡眠中に呼吸が止まることを予防するためのエアチューブを使い、鼻につけたマスクから気道に空気を送るシステムです。
睡眠時無呼吸症候群の治療で用いられることが多いです。
CPAPを使用する場合、医師の診察や検査を受けたうえで自宅にて簡易検査を実施し、病院に一泊してPSG(ポリソムノグラフィー検査)を受けなければなりません。
簡易検査の費用は保険適用で3,000円ほど、ポリソムノグラフィー検査は保険適用で10,000円ほどに加え、入院費用がかかります。
また、CPAP装置を借りるための費用は月に5,000円ほどですが、月に1度通院しなければならないため、診察料がかかります。
マウスピース
マウスピースは「スリープスプリント」や「オーラルアプライアンス」と表記されていることもあります。
運動する際に使うマウスピースではなく、就寝時に下の顎が4~7mmほど前に出るよう設計されていることが特徴です。
下顎を少し前に出すことによって、気道を広げる効果が期待できます。
しかし、歯が少なかったり顎関節症になっていたりすると、マウスピースを使えない場合があるため注意しましょう。
さらに、虫歯が原因で歯の治療をした際には、マウスピースを作り直さなければならず、定期的にケアをする必要があります。
マウスピースは、作製費用が保険適用後で20,000円ほどです。
マウスピースは睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療が必要だと判断された後に紹介状を持参し、歯科医院で作る必要があります。
外科手術
いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になる、口蓋垂を外科手術で取り除きます。
近年では、気道が塞がっている箇所をレーザーで摘出することによって、出血と痛みを軽減でき、日帰り手術が可能な場合も多いです。
手術費用は保険適用でおよそ35,000円前後が相場です。
鼻チューブ
鼻にチューブを挿して、寝ている間に気道を確保する医療機器です。
鼻チューブを口蓋垂まで通すことで、空気がスムーズに通るようにして、寝ている間に鼻呼吸になるように促します。
口蓋垂が落ちて鼻チューブが変形しても、上気道と鼻チューブの間に隙間があるため、気道を完全に塞ぐことはありません。
ある程度気道を確保できることによって、大きないびきの予防につながります。
鼻チューブの使用にあたって検査をする必要はありませんが、購入にはクリニックで発行した処方指示書が必要です。
鼻チューブの処方指示書を発行してもらうための費用は自由診療で3,000円~5,000円ほど、鼻チューブは1箱7本入りで3,200円ほどが相場です。
いびきの治療費用はクリニックごとに違いがある
いびきの治療のレーザー治療は、保険診療を受けられます。
しかし、保険診療機関以外や自由診療しか実施していないクリニックがあるため、いびきの治療費はクリニックごとに異なる場合もあります。
いびきメディカルクリニックの治療費用
レーザー治療を受けた場合どのくらいの費用がかかるのか、一般的なクリニックの平均相場と、いびきメディカルクリニックでの費用を比較して見てみましょう。
【クリニックの治療費用平均相場】
初診:4,000~12,000円
レーザー治療費:30,000円
再診:1,000~2,000円
【いびきメディカルクリニック】
施術名 | 料金 | 1回あたり |
カウンセリング | 無料 | – |
初診 | 無料 | – |
初回お試し | 32,780円 (税込) | – |
1回 | 109,780円 (税込) | – |
Light3回コース | 329,340円 (税込) | 109,780円 (税込) |
Standard6回コース | 572,000円 (税込) | 約95,330円 (税込) |
切らない施術「パルスサーミア」の費用
最新のパルスサーミア治療法は、切除しないいびき治療として多くの方が治療を受けています。
いびきメディカルクリニックでは、提示している費用以外の追加費用はかかりません。
安心して治療を受けられるよう、治療費用を明確にしていることが特徴です。
当院オリジナルのパルスサーミアとは
パルスサーミア治療法は、これまでの治療のように強い痛みや長いダウンタイムがなく、いびき治療を継続しながらストレスなく日常生活を送れることがメリットです。
入院する必要がないため、会社を休んだりプライベートのスケジュールを大幅に調整したりといった必要もありません。
パルスサーミア治療法は出血やダウンタイムがほとんどなく、個人差があるものの治療時間は15分、メスを使わないため痛みも大幅に軽減できます。
いびきの治療費用は施術内容によって異なる
いびきは、就寝中に起こることであり、自覚しにくいため治療を後回しにするケースも少なくありません。
「いびきは深く眠れている証拠だ」というイメージを持つ方も多いですが、実際にはいびきが原因で睡眠の質が低下していたり、不調が原因でいびきをかいていたりすることがあります。
そのため、いびきをかいている場合は放置せず、専門のクリニックで診察や治療を受けましょう。
他、治療方法については下記のコラムにもまとめているので是非チェックしてみてください!